血液検査で糸球体ろ過量(eGFR)が低い!原因と改善方法は?

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血液検査で腎機能指数eGFR(糸球体ろ過量)が低かったら、ショックですよね。

腎臓は損傷すると「二度と元には戻らない」とも言われているので、eGFR(糸球体ろ過量)が低くなる前に、何らかの対策を打っておかなければならないのです。

今回は、気になるeGFRが低くなる原因と改善方法をまとめました。腎機能に自信がない人は、是非、参考にしてくださいね。

>>eGFRが低いのをどうにかしたい!

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糸球体ろ過量(eGFR)とは?

eGFRとは、血清クレアチニン値(cr)と年齢、性別で計算する腎機能を測る数値のことです。

毎分、どのくらいの量の糸球体ろ過が行われているかを計算で導き出す数値で、高ければ高いほど腎機能が正常であり、基準値よりも低い場合には、腎臓の機能が低下していることになります。

腎臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、重症化しなければ体調の変化もほとんど無いため、腎臓の不調を発見するためにもeGFRを調べることが重要というわけです。

糸球体ろ過量(eGFR)の基準値

eGFRは、血清クレアチニン値(cr)と年齢・性別から算出するため、年齢や性別による基準値の違いはありません。

eGFRの基準値は下記の通りです。

  • 90以上:正常
  • 89~60:軽度の腎機能の低下
  • 59~39:中程度の腎機能の低下
  • 29~15:高度の腎機能の低下
  • 14以下:腎不全末期

eGFR値が90以上ある場合であっても、尿検査で尿蛋白が続いている場合には、腎臓に異常がある可能性があります。

eGFRの数値は、あくまでも血液検査から導き出された数値ですので、より正しい腎機能数値を調べるには、尿検査の結果と合わせて判断する必要があります。

糸球体ろ過量(eGFR)値が低い原因

糸球体ろ過量(eGFR)が低くなる原因として、まず「加齢」が挙げられます。その他にも、次のような病気によってもeGFRは低くなります。

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • メタボリックシンドローム・・・などの生活習慣病

また、遺伝的にeGFRが低い人もいますし、喫煙者や肥満気味の人も、eGFR値が低くなる予備軍と言うことができます。

「予備軍の人が多いならそんなに心配する事でもない」と思いがちですが、eGFRの値が低いと慢性腎不全に繋がる危険が高いということですので、甘く見てはいけません。

糸球体ろ過量(eGFR)が低い時の自覚症状は?

自覚症状
腎臓病の恐ろしいところは、「自覚症状がほとんどなく病気が進行している」ことです。

腎機能が低下し数値や尿検査異常に現れたとしても、自覚症状がなく体の異変に気付かない人がほとんどでしょう。

症状があったとしても、なんとなく体がだるい、疲れが取れない、むくむことが増えた、夜間のトイレ回数が増えたといった程度で、どこかが痛んで動けなくなるということはありません。

腎臓機能低下の初期に感じられる症状は、ほぼゼロと言わざるおえません。

糸球体ろ過量(eGFR)が低い時の改善方法

腎臓は「機能が落ちると決して回復することは無い」と言われています。そのため、eGFR値が低くなる前に何らかの対策をとっておくことが肝心です。

もし、血液検査でeGFRが低いという結果が出たのであれば、これ以上eGFR値が低下することが無いように、日常生活の中で改善努力をしましょう。

1.不規則な生活はやめる

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体に負担がかかる、疲労が蓄積してしまう不規則な生活は控えましょう。

不規則な生活は腎臓にとっても大きなストレスとなります。

睡眠や休息をしっかりととり、規則だ正しい生活を心掛けましょう。

2.煙草やお酒をやめる

禁煙
喫煙は腎臓病の発症や悪化に関係があると言われています。腎臓病ではなくとも、喫煙は体に良くありませんのですぐにやめましょう。

飲酒についてですが、飲酒したからと言って腎臓病が悪化することはないようです。

ただし、お酒の飲み過ぎは他の臓器にも負担がかかるので、過度な飲酒は健康によくありません。なるべく飲酒量は減らしたほうがいいでしょう。

3.運動習慣をつける

運動
適正体重を保ち体重管理をすることは、腎臓の機能が低下している人にとっても大切なことです。

激しい運動はかえって腎臓に良くありませんが、適度な有酸素運動を毎日するなど、体を動かす習慣をつけるといいでしょう。

4.腎臓に良い食べ物を摂る

サラダ
食事に「腎臓に良い食べ物」を取り入れる改善方法は、今までの生活習慣のまま比較的簡単にできるのでおすすめです。

下記の食品を毎日の食事でなるべく摂るようにしましょう。

塩分の少ない食べ物

腎臓病と塩分は切っても切り離せない関係にあります。理想的な成人男性の1日の塩分摂取量は8gですが、腎臓病患者の場合は3〜6g未満が目安とされています。

ところが、現代の日本人の食事の平均的な塩分量は10g前後と言われており、目安値を簡単にオーバーしてしまいます。

そのため普段の食生活では、外食を控え減塩料理を取り入れるなど、食事で摂る塩分のコントロールを行いましょう。

食物繊維含む食べ物

腎臓病が悪化すると野菜の摂取にも制限がかかります。

しかし、まだ腎臓病だと判断されていない段階では、たんぱく質を控えて野菜を少し多めに、食物繊維を意識して摂るように心がけましょう。

とはいっても食物繊維に大きく偏った食事はNGです。毎食のメニューにサラダや温野菜などを取り入れ、無理なくバランス良く食物繊維を摂れるようにしましょう。

L-シトルリンを含む食べ物

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腎臓に良い職人の中でも特におすすめなのがL-シトルリンを含む食品です。

身近な食品ではウリ科の野菜、特にスイカに多く含まれています。日頃の生活で、そういった野菜を意識的に摂るようにしましょう。

ただ、ウリ科の野菜はL-シトルリンが豊富ですがカリウムも多く含まれているため、腎臓が悪い人が食べ過ぎると高カリウム血症になる可能性もあるので注意が必要です。

手軽にできる腎機能の改善方法は?

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食品による腎臓ケアは、食事を用意するのも大変で継続するのも簡単ではありません。

そのため、食事のみでの腎臓ケアに自信の無い人は、L-シトルリンの配合されたサプリメントを使用するのがおすすめです。

サプリメントなら、今の食生活のまま腎臓のケアができるので、継続するのも簡単です。

サプリメントと合わせて食生活の改善もできれば、腎機能の改善により高い効果も期待できます。

L-シトルリンを含むサプリメントで、おすすめできそうな物を探してみたので、腎臓に不安のある人は参考にしてみてください。

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コメント

  1. 佐野俊樹 より:

    8月の血液検査でeGFR55.6ml/分/1.73㎥と結果、60.0ml以上が正常で腎機能低下がある旨、改善方法をご教示いただけますか。

  2. 健康診断 より:

    >佐野さま

    eGFRが55.6ということであれば、中度から軽度の腎機能の低下が疑われます。

    まず第一に、手軽にできる食生活の改善から始めてみることをおすすめします。

    記事の通り、タンパク質・塩分のとりすぎは悪化に繋がるため、そういった食事を意識的に制限するようにしてください。

    また、食事制限をしていても、急激な運動・暴飲暴食などが数値の悪化に繋がります。

    日常生活で適度な食事・運動を心がけ、しばらくしても改善の傾向が見られない場合は、医療機関に診断を受けに行ってください。

    少しでもeGFRの数値改善につながれば幸いです。